クワガタ採集は子供が大好きな夏の行事!
せっかく行くなら、たくさんクワガタを採って喜びを味わいたいと思いますよね?
こんにちは。4人の息子の子育て中 blue daisy です。
我が家も毎年夏になると、週末の夜はクワガタ採りに繰り出します。
クワガタ採りの定番の穴場でも、様々な条件等によって、背中にバチバチ当たるくらい次々に飛んで来てよく採れる日もあれば、全く遭遇しない日もあります。
クワガタ採集には、時期と気温と時間が大きく影響しているんです!
子供がとっても喜ぶクワガタ採り!大人も夢中になりますよ!
クワガタ採集 時期はいつが適している?
クワガタ採集の時期は、クワガタの種類や地域によって違います。
全国的に生息する3種類のクワガタの、採集に適した時期をご紹介します。
クワガタの種類 | 難易度 | 時期 |
---|---|---|
コクワガタ | ★☆☆ | 5月下旬~8月 (北海道:6月下旬~8月上旬) |
ノコギリクワガタ | ★★☆ | 6月~7月下旬 (北海道:7月上旬~8月上旬) |
ミヤマクワガタ | ★★★ | 6月~7月下旬 (北海道:7月上旬~8月上旬) |
クワガタ採集に行くなら、時期は6月中旬から7月です!
パパのお盆休みにクワガタ採りに行こう!と思う方もいると思いますが、クワガタ採集はお盆ではちょっと遅いです。
8月になるとカブトムシが出てくるので、クワガタには出会いにくくなっちゃうんです。
※カブトムシ採集に関しての記事はこちら※
クワガタ採集 気温や天候によって取れる確率が違う!
クワガタ採集で、気温は最も重要な条件と言えるかもしれません。
クワガタ採取に行くなら、こんな日を選んでください。
- 25度以上の日が数日続いた、蒸し暑い、風が強くない日
- 夜なら、月が明るくない夜という条件もプラス
クワガタが採れる時期に、クワガタが出てくる時間に採集に行ったとしても、天気や気温によって全く採れないなんてこともよくあるんです。
クワガタ採集に適した気温や天候による条件の詳細はこちら。
- 気温が25℃以上の時
(気温が高い方が活発に動くため) - 雨が降っていない時
- 雨上がりの蒸し暑い時は尚良い
- 風が強くない時
(風が強いと木にしがみついて下に降りてこない) - 月が明るくない時
(灯火採集の場合、月が明るいと灯火に集まりにくい)
クワガタ採集 時間帯はいつがベスト?
クワガタ採取に適した時間帯は、夜と早朝です。
クワガタは暑さやカラスなどの敵から身を守る為に、
昼間は高い木の枝先・葉の裏・木のうろなどで過ごし、夜になると活動する習性があります。
その習性を活かしてクワガタに遭遇する確率を上げると良いんです。
時間帯によってクワガタの捕まえ方が違ってきます。
次では、時間帯ごとの採集方法とコツをご紹介していきます。
クワガタ採集 時間帯別の捕まえ方・場所・コツ
クワガタの習性を活かして、時間帯に合わせた方法でクワガタ採集するのがコツ
おすすめの時間帯ごとに、捕まえ方と場所とコツをご紹介していきます。
夜20時〜22時は灯火採集で捕まえる!
クワガタ採集で夜の採集方法は、いわゆる灯火採集と言われる方法です。
夜20:00~22:00に、街灯や自動販売機などの灯りに集まるクワガタ採取します。
安全で見つけやすいので、我が家はもっぱらこちらの方法がメインです。
ひと通りクワガタを採集して居なくなったら、車の中で待機して、時を置いてまた見てみるとクワガタが集まってきていることもあります。
クワガタを灯火採集できる場所
クワガタを灯火採集する場所は、クワガタが集まる灯りのある場所
明かりの種類によっては虫が集まらないものもあります。最近増えているLED照明には集まりません。とは、言っても見分けがつかないので、
ガが飛び回っている街灯や自動販売機を探せば間違いないです。
クワガタ灯火採集のコツ
クワガタを灯火採集で探すコツは、
灯りの当たっていない地面や木の幹など、周辺をくまなく探すこと
灯りの当たっている場所ももちろん探してくださいね。
懐中電灯やヘッドライトで照らし、踏まないよう気を付けて良く見てください。
ライトの光がクワガタの背中に当たって黒くピカピカ光るものを探します。
高い所に止まっている時もあるので、虫取り網があると便利です。
見当たらなくても、あきらめないでください!
しばらく待っていると、ブーンと重低音の飛ぶ音が街灯に近づいてきて、ボトッと音がして振り返ると落ちているということも良くあります。
また、看板を照らす照明のある場所では、反射板の役目をしてより集まりやすいと感じます。
20:00~22:00 が経験上たくさんクワガタに遭遇することが出来ます。
街灯の下に落ちていたクワガタ
街灯下の看板にとまっていたクワガタ
早朝(夜明け〜7時)は樹液採集で捕まえる!
早朝のクワガタ採集方法は、いわゆる樹液採集と言われる方法です。
樹液の出ている木を探して、クワガタ採集します
ジリジリ太陽が照り付ける時間帯は、クワガタは木の上の高い所の葉の裏や枝先、ウロなどに隠れていて見つけにくいので避けます。
一方、早朝は木の幹の下の方で樹液を吸っている可能性があります。
何より、探す人(特に子供連れの場合)も暑くてしんどい日中よりも、涼しくてさわやかな早朝の方が元気にクワガタ探しに熱中できます!
クワガタを樹液採集できる場所
早朝にクワガタを樹液採集する場所は、
クワガタが集まる樹液が出ている木のある場所
クワガタが集まる木は、ドングリの木(クヌギ、コナラ、ミズナラ)ハルニレ、ヤナギの木。
国土地理院の地図を見て、行きたいキャンプ場などの近くを拡大していきます。
すると、広葉樹林の地図記号のある場所が分かります。
そこへ行って探してみると、闇雲に歩き回るより効率的です。
引用:https://maps.gsi.go.jp/
赤丸は近くに川がある森林公園の広葉樹林。
このような場所がおすすめですよ!
あまり山奥へ入ると夢中になって迷子になったり、危険な野生生物(クマやスズメバチ)に遭遇することも考えられます。
クワガタ樹液採集のコツ
クワガタを樹液採集するコツは、
樹液の出ている部分だけでなく、木の裏側や根本、目線より高い位置の木の幹や枝先や葉の裏、周辺の地面などもチェックすること
樹液の出ているクワガタの集まる木を見つけたら、周辺をくまなく探します。
手の届かないところにいる場合は、虫取り網を使って採ったり、木の幹を蹴ってみると、落ちてくることもあります。
木のうろ(幹の穴)に入り込んでいる場合は、先の曲がった細い棒状の道具を使って採ると良いです。テントのペグ(金属製)でも代用できます。
地面が腐葉土でフカフカな場所や、朽木などが近くにあると、成虫になったばかりのクワガタが近くにいる可能性もあります。土に潜っていることもあるので、フカフカの土で盛り上がっているような場所を掘ってみると、出てくることもあります。
クワガタ採集の仕掛け「バナナトラップ」を使った採集方法とコツ
クワガタ採集には、仕掛けを使った採集方法もあります。
クワガタがいると言われる、キャンプ場や公園で仕掛けを付けて、クワガタを呼び寄せます。
クワガタがよく集まる「バナナトラップ」を使った方法をご紹介します。
クワガタ採集バナナトラップの作り方
クワガタ採集で使う仕掛け「バナナトラップ」とはバナナを発酵させて、樹液に似た匂いを出すわなのこと。
これを木に仕掛けてクワガタが集まってくるのを待ちます。
用意するもの |
---|
|
- ジップロックに、川ごと輪切りにしたバナナ、◾️の材料を入れ、日向に数時間放置
- 時々中身を見て、袋を開けてガス抜き(発酵で発生したガスが溜まって爆発するので)
- 酸っぱい、ツンとした匂いがしたら、完成
バナナトラップを使ったクワガタの採取方法とコツ
バナナトラップを使ったクワガタ採集の手順はこちら。
- 排水溝ネットかストッキング、紐、発酵バナナ入りジップロックを持って、バナナトラップを仕掛けに行く
- 仕掛けを付ける木を決めたら、ネットに発酵バナナを入れ、木の幹に紐でくくりつける
- 時間をおいて、仕掛けた場所に行きクワガタを捕まえる
仕掛ける場所や時間もクワガタを捕まえられるかどうかに影響します。
樹液のでている木に仕掛けると、バナナトラップではなく樹液の方にクワガタが集まってしまう可能性があるので避けます。
仕掛ける時間はクワガタが活動を始める前の暗くなる前が良いです。
捕まえる時間は、クワガタが活発な夜の時間なら、夜の森は真っ暗なので気をつけてくださいね!
早朝に捕まえる場合は、夜明けとともに行くのがベスト!
遅れると、カラスに先に食べられて、クワガタの頭だけ落ちていた!なんて悲しいことになってしまいます。
仕掛けの周りの木の幹や地面もよーく見てクワガタを探してくださいね!
発酵バナナの代わりに、市販の昆虫ゼリーをストッキングに入れて木に仕掛けてクワガタを採集することも出来ます。
クワガタ採集の道具・持ち物・服装・子供と楽しむコツ
クワガタ採集に必要な道具、子供を連れて行くのにあったら便利な持ち物、服装、子供と楽しむためのコツについてご紹介します。
クワガタ採集 必要な道具
- 虫かご(これから買う場合は、ケース部分が透明プラスチックでフタが網状のものがおすすめ。全体が網状の虫かごはクワガタの足が引っかかって折れてしまうことがあるので)
- 虫取り網(高い所に止まっているクワガタを採る時に使う)
- かきだす棒(木のうろ(穴)の中にいるクワガタを掻き出すときに使う。テントの金属製のペグで代用可)
- 懐中電灯やヘッドライト(夜間の場合)
クワガタ採集 あったら便利な持ち物
- 虫よけスプレー(虫取りに行ってナンですが、ガや蚊が寄ってくるので虫刺され防止に)
- 絆創膏や傷薬(夢中になって転んだり、草や枝でケガをした時のために)
- 水筒や軽食
- 着替えやおむつ
- クマよけの鈴(樹液採集で森に入る場合)
クワガタ採集 服装
- 長袖の上着
- 長ズボン
- 靴下
- 靴(サンダルでない)
暑くても虫刺されや、草によるかぶれ、ケガの防止のために必要な服装です。
クワガタ採集 スズメバチとクマ対策
スズメバチは、言わずと知れた刺されると危険なハチです。しかし、クワガタと同じ樹液を好むので、樹液採集に森の中へ入ると遭遇する可能性が高くなります。
もし、スズメバチと遭遇したら、慌てず騒がず、そっとその場を退散するのが一番です。
スズメバチに出会った木を覚えておくと良いですよ!
熊の出没も相次いでいます。
森に近づく場合は、クマよけの鈴を付けるなど対策を忘れないでくださいね!
子供と楽しむコツ! クワガタ採集のマナー
クワガタ採りのシーズンは、他のグループと一緒になる事も少なくありません。お互い楽しくクワガタ採りをするためには、マナーを守ることが必要です。また、自然の中では危険もたくさんあります。
クワガタ採りの途中で、ケガをしたり、テンションの上がった子供が騒いで『静かにしなさい!』っと怒ると、せっかくの楽しい気分が盛り下がってしまいかねないので、出かける前に、子供と約束を確認しておくのがおすすめです。
- 騒いだり、走り回ったりしない
- ライトを人に当てない
- 親のそばから離れない
など、必要だと思うことをそれぞれ親子で確認してから、出発しましょう!
クワガタ採集は時期と気温と時間が重要!クワガタ採りのコツを伝授まとめ
クワガタ採集は、時期・気温や天候・時間の3つの条件が揃った時に行くのがとっても重要なんです!
6月〜7月の25度以上の日が数日続いた、蒸し暑い、風が強くない日にクワガタ採集に行きましょう!
夜20時〜22時に灯火採集する方法と
早朝夜明け〜7時に樹液採集する方法が最もおすすめです。
キャンプに行った時にクワガタ採集をするなら、バナナトラップを使った採集方法も楽しめます。
どの方法でクワガタ採集するかは、それぞれのメリット・デメリットから希望に合った方法を選ぶといいと思います。
自然の中で活動する時は、危険とも隣り合わせです。
事前に持ち物と気持ちの準備をして楽しくクワガタ採集してくださいね!
最後までお読み頂きありがとうございました。
クワガタを捕まえた後、そのまま持ち帰って飼育ケースになる虫かごはあると便利です。