カブトムシ採集 時期、天気や気温による条件、朝と夜時間別採集方法の場所とコツ、仕掛け、スズメバチ対策と子供と楽しむコツを解説

アウトドア

カブトムシ採集にせっかく行くなら、時期、天気や気温による条件、朝と夜時間別の採集方法の場所とコツ、仕掛けなどについて事前に知って、確立を上げてカブトムシ採集に行きたいですよね?

子供と一緒にカブトムシをたくさん捕まえて喜ぶ姿を見たい、という親御さんも多いと思います!

カブトムシ採集は、クワガタ採集と共に、男の子がいる我が家にとって夏の定番行事です。

毎年、時期になると週末の夜は、カブトムシ採取へ繰り出します。特にオスのカブトムシを捕まえた時はものすごく興奮して大喜びの息子たちです。

そんな我が家のカブトムシ採集の経験から、カブトムシを採集する時期、場所、時間、子供とカブトムシ採集をするコツや方法をご紹介します。

密を避けて、自然の中で子供が大喜びするカブトムシ採集!!

子供も大人も一緒に夢中になりますよ!

1.カブトムシ採集 時期

カブトムシ採集の時期は7月~9月上旬(北海道は7月下旬~8月中旬)です。

が、重要なのはオスとメスで捕まえられる時期が違うという事!

我が家は北海道ですが、8月上旬にカブトムシを採集しに行ったところ、メスのカブトムシはブンブン飛んで来てたくさん捕まえられたのに、オスは一匹も捕まえられなかったという経験があります。立派な角のあるオスのカブトムシを捕まえたかったと、がっかりした息子たち。

調べてみたところ、これには、わけがあったようで、カブトムシの生態から、カブトムシはオスとメスで捕まえられる時期が違ってくるということが分かりました。

カブトムシの生態

  1. 7月(北海道は7月中旬)オスが現れ、えさ場を探して場所を確保する
  2. 8月(北海道は8月上旬)メスが現れ、オスが確保しているえさ場にやってくる
  3. 交尾
  4. 産卵

以上のことから、オスとメス別に採集しやすい時期をまとめると…

オス

7月(北海道は7月中旬)

 

メス

8月(北海道は8月上旬)

オスもメスも両方捕まえたい場合は、時期を変えて2度カブトムシ採集に行くのがベストですが、難しい場合は、合間をとって7月下旬~8月上旬(北海道は8月上旬)に行くと両方を狙える可能性もあります。

 

2.カブトムシ採集 天気、気温による よく採れる条件

カブトムシ採集の天気や気温による、よく採れる条件は、

  • 気温が25℃以上の時(カブトムシは気温が高いほうが活発に動くと言われています)
  • 雨が降っていない時
  • 雨上がりの蒸し暑い時は尚良い
  • 風が強くない時(風が強いと、木にしがみついて下に降りてこないと言われています)
  • 月があまり明るくない時(灯火採集の場合、月が明るいと灯火に集まりにくいと言われています)

25℃以上の日が数日続いた、蒸し暑く、月が明るくない、風のない夜がねらい目です!

 

2021年6月後半から、気温が30℃前後の日がずっと続いていたので、採集に適した時期よりも、ちょっとフライングして7月3日にカブトムシ採集に行ってみました。

  • カブトムシ ♂オス 2匹
  • カブトムシ ♀メス 2匹

採集できました!

した時期より早くても、気温が高い日が続けば捕まえられることが分かりました!

 

3.カブトムシ採集 朝、昼、夜、時間別採集方法の場所とコツ

カブトムシは昼は木の上で休み、夜に飛び回る習性があるので、朝、昼と夜では採集方法が違ってきます。朝、昼間と夜それぞれの採集方法をご紹介します。

小さな子供と一緒の場合のメリット、デメリットも合わせてご紹介します。

カブトムシ採集 朝~昼間の採集方法 場所とコツ

カブトムシ採集で、朝~昼間の採集方法は、いわゆる樹液採集と言われる方法です。

明るい日中に、樹液の出ている木を探してそこに集まるカブトムシを採集する方法です。

特におすすめの時間帯は、早朝です。

メリット デメリット
  • 明るいので、足元が見やすい
  • 自分で探して見つけた達成感がある
  • 樹液の出ている木を探して森の奥まで入る必要がある
  • 夢中になって迷子になる可能性がある
  • ヒグマ遭遇の可能性(北海道)

カブトムシ採集 朝~昼間の採集方法 場所

カブトムシ採集を朝~昼間にする場所は、カブトムシが集まる樹液の出ている木です。

わかりやすく言えばドングリの木(クヌギ、コナラ、ミズナラ)です。ハルニレ、ヤナギの木にもいます。

国土地理院の地図 https://maps.gsi.go.jp/ を見て、行きたい場所の近くを拡大していくと、広葉樹林の地図記号のある場所が分かります。そこへ行って、探してみるという方法です。

川や田んぼが近い森林公園内の広葉樹林 このような場所がおすすめ

子供とカブトムシ採りをする際は、山奥へ入ると夢中になって迷子になったり、危険な野生動物(スズメバチやクマ)に遭遇することも考えられます。

森林公園やキャンプ場などへ行って、周辺を歩き回って、樹液の出ているドングリの木を探すのが子供連れでカブトムシ採りをする時は安全でおすすめです。

水場(小川や水田)が近くにある、乾いた場所でなく、ジメジメした場所が、よりカブトムシがいる可能性が高いです。

カブトムシ採集 朝~昼間の採集方法・コツ

カブトムシ採集で、朝~昼間にカブトムシを見つけるコツは、樹液の出ている部分だけでなく、木の裏側や根本、目線より高い位置の木の幹や枝先、木のウロなどもチェックすることです。

樹液の出ているカブトムシの集まる木を見つけたら、周辺をくまなく探します。

探すポイント

  • 樹液の出ている部分
  • 木の裏側
  • 木のうろ(幹のくぼみや穴のこと)
  • 目線より高い位置の木の幹
  • 枝先や葉の裏
  • 木の根元や周辺の地面

手の届かないところにいる場合は、虫取り網を使って採ったり、木の幹を蹴ってみると、落ちてくることもあります。(木を傷めない程度に)

木のうろ(幹の穴)に入り込んでいる場合は、かきだし棒という道具を使って採ると良いです。これは、先の曲がった細い棒なので、テントのペグ(金属製)でも代用できます。

カブトムシ採集 夜の採集方法 場所とコツ

カブトムシ採集の夜の採集方法は、灯火採集と言われる方法です。

夜間(20:00~22:00がゴールデンタイム)に、街灯や自動販売機などの明かりに集まるカブトムシを採取する方法です。

メリット デメリット
  • 樹液採集より見つけやすい
  • 道路沿いや駐車場なので足元が安全
  • 迷子にならない
  • 小さな子は夜遅いと眠くなる
  • ガ もたくさん寄ってくる

安全で見つけやすいので、我が家は、もっぱらこちらの方法がメインです。

車を近くに止めてカブトムシ採りが出来るので、下の子が小さい場合はママと車の中で待っていて、パパと上の子がカブトムシ採りに夢中になる事が出来るのもおすすめです。

ひと通りカブトムシを採集して居なくなったら、車の中で待機して、20分~30分ほど時間を置いてまた見てみるとカブトムシが集まってきていることもあります。

カブトムシ採集 夜の採集方法・場所

カブトムシ採集で夜の採集場所は、街から離れた周りが暗い山間部の道路沿いの街灯、道の駅やコンビニの駐車場、自動販売機、キャンプ場などです。

明かりの種類によっては虫が集まらないものもあります。最近増えているLED照明には集まりません。とは、言っても見分けがつかないので、ガが飛び回っている街灯や自動販売機を探せば間違いないです。

このような、周りにガが飛び回っている街灯が良いです。

水場(小川や水田)が近くにある、広葉樹林近くの灯りのある場所が、カブトムシが飛んでくる可能性が高いです。

カブトムシ採集 夜の採集方法・コツ

クワガタ採取で夜にクワガタを探すコツは、灯りの当たっている場所はもちろん、周りの暗い地面や木の幹など、周辺をくまなく探すことです。

明かりの当たっていない場所に居る場合も多いので懐中電灯やヘッドライトで照らして踏まないよう気を付けて良く見てください。

ライトの光がカブトムシの背中に当たって黒くピカピカ光るものを探します。

灯火採集で探すポイント

  • 街灯の下の灯りが当たっている場所
  • 街灯の灯りが当たらない、地面、草むら、街灯の柱、周辺の木の幹
  • 自動販売機の周り

地面に落ちている他、街灯の柱や周りの木の幹などにくっついている場合もあります。高い所に止まっている時もあるので、虫取り網もあると便利です。

見当たらなくても、しばらく待っていると、ブーンと重低音の飛ぶ音が街灯に近づいてきて、ボトッと音がして振り返ると落ちているということも良くあります。

カブトムシの多い日は、街灯の下に立っていると背中にドコッと衝撃があって、自分の背中に飛来することもあります。(クワガタより音も衝撃も大きいです)

また、看板を照らすような照明の場所では、反射板の役目をしてより集まりやすいと感じます。

夜になっても、外に出るとムッと蒸し暑い、風のない夜20:00~22:00が、経験上たくさんカブトムシに遭遇することが出来ます。

採集したカブトムシとクワガタを選別しています

飼育BOXに入れたカブトムシのオス

 

準備する道具、あると便利な持ち物、服装に関しては、クワガタ採集の記事で詳しくご紹介しています。

クワガタ採集 時期はいつ?時間別採取方法、場所、道具、持ち物、服装、子供と楽しむポイントを解説

4.カブトムシ採集 仕掛けを使った採集方法

カブトムシ採集には、仕掛けを使った採集方法もあります。

ここでは、クワガタがいると言われる、キャンプ場や公園で仕掛けを付けて、クワガタを呼び寄せる方法をご紹介します。

バナナトラップ

バナナを発酵させて、クワガタが好む匂いを出した仕掛けを木に仕掛けて、クワガタが集まってくるのを待つ方法です。

用意するもの

  • 完熟バナナ  …2本(茶色く変色したくらい完熟がおすすめ)
  • 焼酎     …150mⅼ
  • 砂糖     …50g
  • ドライイースト…6g
  • 排水溝水切りネット又はストッキングも可
  • ジップロック
  1. ジップロックに、皮ごと輪切りにしたバナナと■の材料を入れ、日なたに数時間放置する。(発酵が進むとガスが発生し、袋が爆発するので時々チェックしてガス抜きしてください)
  2. 酸っぱいツンとした匂いがしたら完成
  3. 排水溝ネット、紐、発酵バナナ入りジップロックを持って、バナナトラップを仕掛けに行く
  4. 仕掛けを付ける木を決めたら、ネットに発酵バナナを入れ、木の幹に紐でくくりつける
  5. 仕掛けた場所に行って、クワガタを捕まえる

 

仕掛ける木 :樹液の出ていない、ドングリの木(コナラ、ミズナラ、クヌギ)

仕掛ける時間:夕方

回収する時間:夜20:00~22:00又は、夜明けすぐ早朝

 

発酵バナナの代わりに、市販の昆虫ゼリーをストッキングに入れて木に仕掛けてクワガタを採集することも出来ます。

使用し終わったトラップは、忘れずに回収してくださいね!クマやスズメバチなどもおびき寄せてしまう可能性があります。

5.カブトムシ採集 スズメバチ対策 子供と楽しむコツ

カブトムシ採集 スズメバチ対策

スズメバチは、言わずと知れた刺されると危険なハチです。しかし、クワガタと同じ樹液を好むので、樹液採集に森の中へ入ると遭遇する可能性が高くなります。

もし、スズメバチと遭遇したら、慌てず騒がず、そっとその場を退散するのが一番です。

スズメバチも厄介者というだけではありません

スズメバチは樹皮を強力なあごで噛んで樹液を出しているので、その後ほかの昆虫も集まりやすくなります。もちろん、カブトムシも!

スズメバチと遭遇した木を覚えておいて、後日その木を見に行くとカブトムシがたくさん集まっている可能性が高くなります。

カブトムシ採集 子供と楽しむコツ! カブトムシ採集のマナー

カブトムシ、クワガタ採りのシーズンは、他のグループと一緒になる事も少なくありません。お互い楽しくカブトムシ採りをするためには、マナーを守ることが必要です。また、自然の中では危険もたくさんあります。

カブトムシ採りの途中で、テンションの上がった子供が周りに迷惑をかけたり、騒いで『静かにしなさい!』って怒るとせっかくの楽しい気分が盛り下がってしまいかねないので、出かける前に、子供と約束を確認しておくのがおすすめです。

  • 騒いだり、走り回ったりしない
  • ライトを人に当てない
  • 親のそばから離れない

など、必要だと思うことをそれぞれ親子で確認してから、出発しましょう!

密を避けて、親子で楽しくカブトムシ採集、おすすめです!

 

ここまでくると、もうお気づきの方も多いと思いますが、カブトムシとクワガタのいる場所、時間、採集方法は同じです。

違うのは、時期!狙っているクワガタ、オスのカブトムシ、メスのカブトムシによって、時期をずらして採集に行くと良いです。

■クワガタの採集方法はこちらでご紹介しています。

クワガタ採集 時期はいつ?時間別採取方法、場所、道具、持ち物、服装、子供と楽しむポイントを解説

コメント

タイトルとURLをコピーしました